和食器へのご感想とご質問 17/01/13 兵庫県S様 より


大人の和食器屋 さんすい 乙木様

お世話になります。
昨日注文のお品を受け取りました。
昨日はちょうど私の誕生日でして、仕事中もずっと届くのを心待ちにしておりました。丁寧に梱包された箱を開けて包みから器を取り出していく時間は、まるで小さい頃に両親からもらった誕生日プレゼントを開ける時のようなトキメキを感じ、こんなに嬉しい気持ちは何年振りだろうと、とても懐かしいような感覚にさせて頂きました。

商品ですが、どれも予想していた通りとても使いやすい大きさで、毎日の食卓にどんどん使っていきたいと思います!特に鉄織部の中皿は、大きさも深さも理想的で、煮物や焼き物、炒め物、一人分ずつ盛り付けるのにオールマイティーに使えそうですね。なかなかこのサイズのお皿ってなかったように思います。そして重なりが本当に見事ですね!
赤絵の蓋付き角小鉢は思ったよりも地色がベージュよりの落ち着いた色合いでしたが、ほんのり光沢があり、とても素敵ですね。器が素敵なので、炊き合わせや餡掛けなどシンプルなお料理を盛り付けるだけでも食卓に華を添えてくれそうだと考えています。

織部の長角皿ですが、家の照明がそんなに明るくないからか、サイトのお写真よりも深いグリーンに感じましたが、1つの通話の中に色んな表情が見えて、どの角度から見てもとっても素敵ですね!こちらも色んな使い方ができそうで、大変重宝しそうです。1つ気になったのが、こちらの長角皿で酸化皮膜と言うのでしょうか?薄い油の膜のように鈍い光沢があります。こちらは使用していくうちになくなっていくものなのでしょうか?それともこう言ったお品なのでしょうか?織部焼は初めて購入しましたのでわからず、教えて頂けると助かります(^_^;)

この度さんすいさんに届けていただいた器との出会いを大切に、夫婦二人ではありますが一緒に食事出来る時間をこれまで以上に大切にしていきたいと思います。
長文になりまして申し訳ありません。今後とも私を含め沢山の方に素敵な器との出会いをお届けしてくださることを楽しみにしております。
この度は本当にありがとうございました。

和食器屋さんすい 店主 より


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S様お誕生日おめでとうございます!!!
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器たちが無事到着してよかったですホントに。 お届けするお荷物ひとつひとつにはすべて違うお客様の想いがあると思うのです。 一荷物毎にお客様にお礼をお書きして・・・とは思うのですが、基本的に女将と二人。 とにかく安全に確実にお届けする事を最優先で、現状では満杯状態です。 ところが、今回の勿体ないお言葉をいただくと、「安全に確実にお届けする」という心が伝わったようで、思わずグッときてしまいます。 心より感謝申し上げます。

鉄絵の中皿は大皿と言ってよいほどの大きさなのですが、これは当店の中でも最上位に近い器だと思います。 デザインはもとより、仕上げに至るまで大変丁寧に作りこまれています。 この大きさは以外に便利というより使える見栄えする大きさです。 これは皆様にご提案申し上げたいのですが、普段よりちょっと大き目のお皿を贅沢、ここでいう贅沢とはお値段ではありません。 空間です。 空間を贅沢に使ってみていただきたいのです。 ケーキ皿にするのならその隣にちょっとお花やミントなどの香草・フルーツやクッキー、もちろんクリームでのデコレーションもよいのですがちょっとした工夫でテーブルは、まるでシンデレラのように変身します。 S様はすでにご実践されているようで、本当に嬉しいです。 ありがとうございます。

赤絵蓋付き角小鉢、この蓋付きは赤絵・粉引き・織部と三種類それぞれの個性ある作りで揃えていますが、それぞれまぁとにかく地道な職人道的な頭の下がるお仕事だと思っています。 型に泥状の磁器土を流し込んで作るいわゆる型物を除けば、このような用途のこのような角型の手作りの和食器は少ないと思います。 なぜなら、かみ合わせなどの歩留まり、つまり失敗が多く面倒だからです。 成功率が低いと当然お値段は跳ね上がります。 ところがお値段上げると小ぶりなのでお客様は手が出なくなってしまいます。 で、作りたがらない売りたがらないテーマとなるわけですね。 それを解決するには成功率を上げるしかありません。 高い技術力のある方と協力してデザイン・制作を行う必要があります。 今回のお言葉は、関わった全スタッフへの何よりのご褒美。 代表して感謝申し上げます。

織部釉と飴釉は不思議な釉薬で、光源の明るさで濃淡がすっかり違います。 大変不謹慎なのですが、撮影編集していて苦笑してしまいます。
ページのご説明をよくお読みいただいて恐縮です。 ご心配をおかけして申し訳ございません。ご指摘の光沢が鈍い部分はその通り酸化被膜のさらに薄い残存だと思われます。
通称メラミンスポンジなどと呼ばれている白い立方体の品(「水だけで汚れを落とす」という宣伝文句が多い(^^)で、蛇口などはピッカピカになりますね。)で何度か洗っていただくと通常は落ちます。  (酸化被膜について初めての方は商品ページ後半のご説明をご覧くださいませ。)
大変お手数をおかけいたします事を心よりお詫び申し上げます。
蛇足ではございますが、織部釉のお品は比較的強い「酸」には弱く、例えば梅干しを一晩置きっぱなしにするなど(あまりないとは思いますが(^^;) 跡が残る事がありますのでご注意ください。いずれにしてもお使いの後は、通常通りお片づけを・・・という事でございます。

S様のご丁寧なお便りに、ついつい私も力が入ってしまっていたらぬ事までお書きしたかもしれません・・・すいません。  私たちは1年で1000回以上の食事。 時間にすると・・・1回30分としてもぉ1年で・・・600時間という事はぁ・・・1年のうち大雑把に約1か月程度を食べる時間だけに費やしているという事でしょうか? 計算はあまり得意ではないので間違っていたらすいません(^^ゞ と、ともかくそれほどの時間を「エネルギー補給」だけに使うのか、「楽しむ」のかで人生には恐ろしいほどの差がつくと思います。 これは単にお金の問題ではないと思うのです。
そしてその「皆様の人生の貴重な時間」を愉しむお手伝いを女将とふたりでできればと願っております。

嗚呼・・・また長くなってしまった・・・反省しながら、S様にもう一度、心より感謝申し上げます。