和食器のご感想 17/05/16 東京都S様 より


さんすい 乙木さま

ご連絡が遅くなりましたが、注文した品、無事届きました。
迅速な発送ありがとうございました。
また、扱い方について丁寧に教えていただきありがとうございました。

お茶碗は早速使っています。
思っていたより可愛らしく軽く、うっかり落として割らないか少しドキドキしな
がら使っています。
綾部の角鉢はなかなかの存在感ですね。綾部の器は初めてですが、美しいです。

お店のサイトの美しい写真の数々、楽しく拝見しています。
また注文させていただきます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

和食器屋さんすい 店主 より


S様、ありがとうございます。 お休みではない限り、できる限り早くお手元に届く努力は怠らないように心掛けていますのですが、今回のような一言を頂戴すると本当に励みになります。

お茶碗・・・今回二つお届けしましたが、ン~~どっちかなぁと楽しく思いめぐらしております。 可愛らしいのは赤絵のお茶碗ですし、堂々としたテイストでありながらそのわりに軽快なのはわら灰釉のお茶碗です。 赤絵の方は比較的厚い生地ですのでよほどの事がない限り安心です。 わら灰釉は生地は薄くできていますが、実は硬い磁器以上の高温で焼成している事もあって意外に強いです。 つまり薄作りの磁器と同じくらいの感覚でお使いいただければと思います。

始めての織部焼きの器に、この織部面取角鉢をお選びいただいたのは大正解だと自負しております。 織部焼の器は、焼成直後は酸化被膜というゆで卵の薄皮のような膜が全面を覆っています。 一般的な織部の器はこの被膜を希塩酸で除去します。(手っ取り早いのです) 私共の織部の和食器の多くは、希塩酸より弱く時間はかかりますがクエン酸を使っています。 しかしながら今回お求めいただいたこの面取各鉢は、自然の栃の実の渋に長時間浸けてこの被膜を除去する昔ながらの方法を用いています。その為、貫入(小さなひび割れ模様)の中に栃の実の渋の色素がわずかながら染み込んで模様を作り、全体として素敵な雰囲気を醸しだしています。
つまり昔ながらの長い歴史ある織部焼を最初からお手にされているわけです。 だから大正解だと思っております。

どうぞこれを機会に赤絵や織部そして黒釉など様々な色の組み合わせをお試しいただければさらに深い和食器の世界をお楽しみいただく事ができます。 ぜひ私共にお手伝いさせてくださいませ。

ありがたいお便りに重ねまして心より感謝申し上げます。