和食器の裏のお話し

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和食器の裏は絶対面白い


通販で和食器が届く・・・包みを開く・・わ~~~素敵ぃ!

ちょっとお待ちください。

和食器には「裏」があるんです。

いえいえ

和食器業界の裏話しではありあません。(^^;

店主の「裏フェチ」のお話し・・・・。

イエイエ「店主の足の裏フェチ」キモ~い なんて話でも決してありません。

店主は和食器の裏側を見るのが大好きというお話し。

以前にご紹介しましたように、和食器の「裏」には「表」にない世界があります。 決して芸能界ばかりではありません(^^;。

釉薬(ゆうやく)の流れ

たとえば釉薬は、表には均一に施釉されるのですが、通常は下に垂れて 裏に分厚い釉薬の模様を作ります。

和食器の裏の写真です

この釉薬の厚い部分が違う色に発色したりして、美しい模様を見せてくれるのです。 特に織部や黒釉などの和食器をお持ちの方は、ぜひご覧くださいませ(^^)

いかがですか? お買い求めの際も、ちょっと違う視点でご覧いただくのも楽しいのではないでしょうか。

和食器の素地や釉薬の違いがわかる

また、たとえば粉引(こひき)の白い和食器の場合は、★素地 ★化粧土(白)★上釉薬(通常透明) の三つの層をすべて見る事ができる事があります。

2_kohiki_awabi_daenzara_uraこの写真は、粉引きのお皿の裏側ですが、下の部分が一番表面の光沢ある「上釉薬」そしてその内側に小麦粉のような白い「化粧土」真ん中に茶褐色の素地の色が見えます。

ついでにこの素地の色の表面は濃い茶褐色、これは灼熱で変化した色でしょう。 少し上面を削っているのでその下の明るい茶色が出ています。これが素地の色。

この裏の白い化粧土の部分に水をつけてみると、たちまち広がります。 水染みや油染みは、表面の「上釉薬」の下の この「化粧土」の層で起こっている事がとても良く理解できます。

上から見ると、白い少し光沢のある素敵お皿・・・ですが、実はこうして成り立っている事が、お手持ちの和食器でわかる事もあるのです。

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裏も色々・窯変も色々


裏側に物語がある

和食器の裏側や側面を眺めていると、時々釉薬が付いていないところがあったりします。
これは3パターンほどあります。

1.単に釉薬のムラ(斑)
2.そこに道具土を置いてその上で和食器を焼成した為の道具土の跡
3、施釉した時に指で持った跡

下の写真をご覧ください。手前の茶色い部分はまさしく指の跡です。

作り手が施釉する姿まで瞼に浮かんできそうですね。

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裏は窯変が起こりやすい

普通は和食器は高台(畳付き)部分を下、つまりは皆様のご使用の方向と同じ方向で置いて窯で焼成します。 すると例えば萩焼きですと下の方に窯変が起こりやすくなります。

それを上手に使ってできあがったのがこの風景です。

いかがですか? 裏側ってかなり魅力的でしょ?

次回通販で器が届きましたら、裏もじっくりとご鑑賞くださいませ。

もちろん、私がしっかり磨き上げた畳付き(糸底)も触ってみてください。