女将の憂鬱と夫婦の和食器

女将の憂鬱


重石がほしい

最近、女将の顔が冴えません。

エ? 店主がまた浮気か何かしたんじゃないかって?

あはぁはぁ(^^; うっかりマヤちゃんの名刺をポケットの・・・っっつて違います!

たまにお出かけして、レストランや展示会にお邪魔しても、白やガラスや淡い色ばかりで何だか面白くないというのです。

白→涼しげ~  ガラス→涼しげ~

でもなんだか物足りないんだそうで、もっと多彩で、ワンポイント重石のような色があってもいいんじゃないか・・・

例えば初夏には明るい緑やワンポイントで赤などの色使いという事なのでしょうか。

そう、例えば・・・

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こんなお皿は、濃い色ですが、どうしてどうして涼感たっぷりですよね。

以前にも「和食器と涼感」というお話しをいたしましたが、ポイントは光沢。

比較的滑らかで光沢のある器を使えば、濃い色も涼しげに楽しめるってわけです。

水饅頭や素麺などは濃い色の器に入れると白さが際立ちます。

食器棚に眠っていませんか? そんな和食器ちゃん。

異色こそワンポイント

それでは例えば「赤」や「オレンジ」などの暖色系はどうでしょう。

赤→炎→アツxxxxx(-o-;)~イ

オレンジ→太陽→日焼け→赤くなる ←何だかわからなくなってきました(^^ゞ

でも、そんな暖色系もテーブル全体の「ワンポイント」としてはとても素敵。

この季節のテーブルに赤やオレンジを入れるのなら、テーブル全体の面積に対して少なくワンポイントにするのがコツ。

で、

こんなテーブルはいかが(^-^)↓

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どぅですか?

暑っ苦しい! なんてお感じにならなかったと思うんです。

ポイントさえつかんでおけば、先入観にとらわれずに自由に取り合わせできるのではないでしょうか。

例えばワインとお料理だって、旨みたっぷりのブイヤベースに海鮮だからってワインは白と決めてしまわず、旨みに負けない渋みのある赤の方が結構いけてると私は思うのです。
まぁこれは店主の勝手な見方ではございますが(^^;

初夏だから猛暑だからと、ガラスや白ばかり使わずに、緑・黒・赤など沢山の色で超楽しくテーブルをお楽しみくださいませ。

楽しい色使いのテーブル、店主と女将に見せてやってくださいませ。

女将が話題に上りのぼりましたので、次は夫婦のお話しでも・・・といっても和食器なのですが。

夫婦の和食器


夫婦(めおと)は碗だけ?

よく金婚式などに夫婦(めおと)茶碗や夫婦湯呑みのご贈答をうけたまわるのですが、

よく考えてみると

夫婦皿・・・なんて聞きませんね、普通は。

なぜなんでしょう?

ヒントは大河ドラマにあります。

女将が大河ドラマの食事シーンを見ながらつぶやいてます。

昔の人はお行儀いいわよね~  背筋がぴ~ンとして・・・

まぁ大河ドラマの主人公は大抵が武家の人なわけでして、そんりゃ姿勢もよいわけです。

一人ひとりにお膳があって正座をして食事をしているわけですが・・・・・

ご聡明なあなたはここでお気づきになったかと思います。 先ほどの答え(^^)

持つ文化

そうなんです。

食器を持って食事している。

そして、持っているのはお椀や湯呑み。

女将のような手の大きな人はのぞいて、一般的に女性の手は男性より小さい。

女性には(一般的に)小さな食器が持ちやすい。

男女で大きさの差をつける。

夫婦湯呑みや茶碗は、器を持って使う私たちだからこそ生まれてきた文化なのかもしれません。

もうひとつ男女で大きさの違う道具があります。

もうおわかりかと思います。

手に持つもの・・・

そう

お箸です。

お箸は他の食器より男女を区別していますね。

これはいつも持っているものだからだと思います。だから余計に手に対しての大きさが気になるわけです。

だから普通は「持つ」事のないお皿に夫婦(めおと)がないわけです。

誰ですか? 家の主人はカレーのお皿持ってガツガツ最後まできれ~に食べるわよん なんておっしゃってるのは(^^;

いかがでしたか?

夫婦は「フウフ」ではなく「メオト」と読んでいただきたかったのです。